少額で積み立てて運用する事のメリットについて
皆さま、こんにちは。
今回は少額で積み立てて運用する事のメリットについて綴りたいと思います。
前回のブログで取り上げました、積み立てNISA(1000円から積み立て可能です)を取り上げて、少額で積み立てて運用するとどのようなメリットがあるのかを説明したいと思います。
▪️ひとつ目のメリットは損失のリスクを減らせる事です。
これはどういう事かと言いますと、一度に10万円を運用した場合と、積み立てNISAで毎月1万円ずつ積み立てて運用した場合、それぞれ2ヶ月間で、仮に1割の損益と利益が出た場合を比較して説明します。
◇10万円を一度に運用した場合
⚫︎1ヶ月後、1割の損益→9万円
運用資金9万円→その翌月、1割の利益→9万円9千円(マイナス1000円)
◇1万円ずつ積み立てNISAで運用した場合
⚫︎1ヶ月後、1割の損益→9千円
⚪︎その翌月、積み立て分の1万円を足した1万9千円で運用→1割の利益→2万900円(プラス900円)
となります。
それぞれ1回ずつ、1割の損益と利益を例に上げましたが、10万円を一度に運用した場合は1000円の損益で、1万円を積み立てNISAで運用した場合は900円の利益になります。
たった2ヶ月で1900円の差がついてしまいました。
しかも10万円より2万円の積み立てNISAの方が増えてしまいました。
これは大きなメリットですよね!
仮にずっと利益が続けば、積み立てNISAより、一度に10万円を運用した方が増えていく金額は多くなりますが、運用や投資の世界ではそれはあり得ません!
ただし、今後、仮に金利が昔のように高くなれば少しでも多い資金を預金や国債などで運用された方がお得にはなります。
逆にもし、長期に渡って損益が続くようであれば、私は他の運用方法を検討します。
(運用方法で迷いましたら、証券会社や金融機関などの窓口でご相談される事をお勧めします。)
或いは運用自体を暫く止めてみるのも手だと思います。
仮に損益が続いた場合でも初期費用の多い10万円での運用の方が積み立てNISAより、当初は損益が大きくなります。
それぞれ、仮に毎月1割ずつ、損益が3ヶ月間続いた場合を比較してみます。
◇10万円を一度に運用した場合
1ヶ月後、9万円→
2ヶ月後、8万1000円→
3ヶ月後、7万2900円→
2万7100円の損益
◇1万円ずつ積み立てNISAで運用した場合
1ヶ月後、9000円→
1万円の積み立て金を足して1万円9000円
2ヶ月後、1万7100円→
1万円の積み立て金を足して2万円7100円
3ヶ月後、2万4390円→
5610円の損益
となります。
ここでは2万円以上の差がついてしまいました。
このように損失のリスクを減らせる事が出来るのです。
ただし、運用や投資にシナリオは存在しません。
ここで取り上げました損益と利益の例はあくまで私が仮定した内容です。
必ずリスクがゼロになるという事ではありませんのでくれぐれも誤解の無いようにお願いします。
▪️2つ目のメリットは手軽に運用方法の方向転換が出来る事です。
少額で積み立てて運用しますと、経済情勢の変化により、その時に応じてベストな運用方法の選択をする事が出来ます。
例えば為替の変動は数年から十数年周期で変動していますので円高時と円安時で運用方法を変えたり、繰り返しになりますが、運用自体を止めるのも手だと思います。
(為替については以前に私のブログで取り上げましたのでよろしければ、ご一読下さい)
以前のブログでもお話しましたが、今現在、私は国債での運用は行なっていません。
常に運用する事がベストとは限らないと私は思いますので、運用を休止している間に情報収集、勉強、研究や分析などに時間を費やすのも良いと思います。
また運用や投資を始める際には入念に準備をする必要があると私は思っています。
(証券会社や金融機関で資料を頂けるのでそちらをご参考にする事も出来ます)
今回の内容をまとめますと、
・少額で積み立てて運用する事により、損益のリスクを減らす事が出来る(リスクゼロにはなりません)
・1万円を積み立てて運用する事でも10万円の運用を上回る利益が出す事は可能
・運用や投資で常に利益を出し続ける事は不可能
・少額で積み立てて運用すると、運用の方向転換がいつでも手軽に出来る
・運用や投資を時には止める事も必要である
です。
今回のブログは以上となりますが、如何だったでしょうか?
今後も私の体験談と皆さまにとってお役に立てるような情報をブログで発信していきたいと思います。
それではまた。