投資家Takaのタメになる⁉︎お話

生活に役立つ情報や私の体験談を綴ります(^^)

高額療養費制度について

皆さま、こんにちは。

 

今回は高額療養費制度について綴りたいと思います。

 

実は私、昨年6日間ほど入院をしました。

その以前から高額療養費制度の事は知っていて、昨年の入院時に高額療養費制度を利用しました。

ところが想定外(知らなかった部分です)の出来事があり、高額療養費制度のある意味で落とし穴的部分を知る事が出来ました。

 

このブログでは高額療養費制度を簡単に説明して、私が体験をしたその想定外の出来事について触れたいと思います。

 

▪️ひとつ目は高額療養費制度を利用するにあたっての大まかな内容と簡単な流れについてです。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、高額療養費制度は1ヶ月の間に掛かった医療費の支払いを収入に応じて算出される上限額まで支払うという制度です。

(超過分は支払わなくても良いという制度です)

 

通常は入院する事が決まった際に事前に病院から高額療養費制度について説明があると思います。

区役所などで申請をして限度額適用認定証を発行してもらい、入院時に病院に提出する流れとなります。

 

▪️二つ目は月末から翌月にまたいで入院をした場合には入院費が月別に請求される事についてです。

 

高額療養費制度は月末締めなので月をまたいだ際には一旦、末日までの分が請求されます。

その為、トータルで同じ入院費だとしても月初からその同月内で退院した場合はその月の限度額内で医療費は済みますが、月をまたいだ場合は支払額が増える場合があります。

 

以下でこれらの2つのケースを数式を交えて説明します。

収入により、計算された限度額が仮に10万円だったとします。

 

◎月をまたいだ場合(仮に6月と7月とします)

 

⚪︎入院費の内訳が6月分が6万円、7月分が7万円

それぞれ9万円の限度額に達していないので

6+7=13

となり、13万円を支払う事になります。

 

◎同月の場合(6月のみとします)

 

⚪︎6月分の入院費が13万円ですと

超過分の3万円は免除となりますので限度額の10万円の支払いで済みます。

 

このように入院費の合計が同じ13万円でも負担する医療費に3万円の差が出ます。

 

▪️三つ目は入院費と通院は限度額がそれぞれ別である事についてです。

 

例えば、同月内でも入院の他に通院をした場合は入院費の限度額の他に通院費を負担しなければなりません。

 

私は昨年の入院時には高額療養費制度を利用すれば入院費も通院費も合算された金額に対して適用されるという認識をしていました。

 

ところが、退院してから3日後にMRIの検査で通院した際に別途、検査代が請求(5400円)されたので疑問に思い、病院側に尋ねたところ、通院費は入院費の限度額とは別枠であると説明されました。

※勿論、入院の際にそのような説明はなく、説明を求めた際に入院した病院の冊子とは別の機関の冊子を見せられて、その内容について書いてあると伝えられました。

更に私の入院中にMRIの検査を打診したのですが、予約が埋まっているという病院側の都合で退院後に検査をする事を余儀なくされました。

 

仮に限度額が10万円だとすると入院費、通院費がそれぞれ10万円に達した時点で高額療養費制度が適用となり、20万円までは負担をしなければならないのです。

 

▪️四つ目は他の異なる医療機関で通院や入院をした場合はそれも医療費の支払いが別枠になる事についてです。

 

総合病院に通院している方は同じ病院で異なる病気や怪我などを診てもらえると思いますが、内科や耳鼻科、皮膚科、整形外科、眼科など個人病院などで、別々に通院した場合も高額療養費制度は合算されて適用されません。

 

例えば同月内にA総合病院に入院して通院、その他に、B耳鼻科、C眼科と同月内に通院し、D整形外科に入院したとします。

仮に高額療養費制度を利用してもA総合病院の入院費と通院費、B耳鼻科とC耳鼻科の通院費とD整形外科の入院費と通院費がそれぞれ限度額に達するまで負担をしなければなりません。

 

一つの医療機関でひと月あたりの通院費が何万円もかかるという事は考えにくいですが、複数の病院に入院した場合は通院費も加算されてかなりの医療費がかかる事になります。

 

▪️最後に高額療養費制度を私が利用してみての総括をお話したいと思います。

 

私は国民健康保険を納付しているのですが、毎年50万円〜60万円を超える金額です。

ここ5年で概ね300万円程の額になります。

 

勿論、健康保険への加入は義務なので納付する事に対しての不満は全くありませんが、生きている以上、皆さまも私も生身の人間なので病気になったり、怪我をする場合もあります。

 

元気な時にはお金を稼ぐ事は出来ますが、健康を害した時はきちんと納めるものを納めていれば、国に助けを求めても良い(そういう時の為の制度です)のではないでしょうか⁉︎

 

私の場合は仮に入院中にMRIの検査を受ける事が出来ていれば、検査代を別途、支払う必要はありませんでした。

 

入院をした際に高額療養費制度の恩恵は勿論、ありますが、この制度が複雑な部分もありますのでそれを全て把握した上で「この制度を利用しなさい」というのは国民任せ的で事務的な対応だと私は感じました。

 

私が入院した病院は高額療養費制度の申請をした際に、制度についてのきちんとした説明をしなかった区役所の窓口の対応が悪いと言っていましたが、それも一理あると私は思いました。

 

何れにせよ我々国民が利用出来る制度なのですから分かりやすく気軽に利用出来る環境を整えて欲しいと切に願う次第です。

 

今回のテーマが今後の皆さまが入院や通院をされる際にお役に立つものとなれば幸いです。

 

今回のブログは以上となりますが、如何だったでしょうか?

 

これからも私の体験談と皆さまのお役に立てるような情報を交えてブログにて発信していきたいと思います。

 

それではまた。